1971年生まれのカメラマンの野外フェスの思い出

1971年生まれのカメラマンの野外フェスの思い出

今年も野外フェスの季節になりました。
1971年生まれの僕が野外フェスにはじめていったのは大学生だった90年代前半だったと思います。当時は野外フェスとは言われていなくて野外コンサートとかフリーコンサートみたいな呼び方をされていたと思います。

1980年代から1990年代前半の野外フェス

80年代にジャパンスプラッシュやサンスプラッシュといった野外レゲエと、88年のいのちの祭りなどのヒッピーの祭りやグレイトフルデッドのコンサートに影響された人たちが、90年代に大小の野外コンサートを各地で開催していました。
「夏だ!レゲエだ!」という雰囲気と環境や民族間の問題などのメッセージ性が強かった気がします。会場やステージも手作りで作られていました。

当時はDJの出番は少なくライブが中心でナナオさん、内田ボブさん、南正人さん、Jah KSKさん チナキャッツさん、ワニさんなどのレゲエやフォークやロックのバンドがメインでした。

名古屋市内ではセンチメンタルシティロマンスさんが森林公園でやっていた野外フリーコンサート『夏の楽園』に行ってオリジナルTシャツを購入するのも毎年の楽しみでした。

1990年代前半の野外フェス

90年代になると海外のレイブを体験した人がライブが終わった深夜や早朝にDJをしてテクノやトランスをかけるようになりました。
そのうちDJだけでレイブをはじめましたが今みたいにネットで不特定多数の人に告知するのではなくこっそり口コミや紹介で信頼できる知人を連れていくような閉鎖的なパーティーでした。

「坂野、海外じゃ野外コンサートの後に植林をしたり自然破壊しないフェスが行われているらしいぞ」とレイブをやっていたDJの先輩に教えてもらったのがたぶんはじめての海外のフェス情報でした。
その話に影響されて伊良湖でビーチクリーンをしてビーチDJイベントなども開催しました。
当時はビーチよりも吉野の山や岐阜や長野の山など人が入ってこない山での野外イベントが多かった気がします。そこでレイブと野外コンサートとキャンプをあわせた野外パーティーが行われてレゲエとロック以外のダンスミュージックが野外コンサートでもかかるようになりました。
そういう野外パーティーは、どこか秘密めいた感じがしていたので行けることに「選ばれた」という優越感を感じていました。
当時僕は本当はヒップホップやR&Bが好きだったんですがそういった曲はまだ野外イベントでかかることはあまりありませんでした。

クラブミュージックがクラブから野外に出てきた90年代後半

96年に就職で埼玉に引っ越したのですがその夏にさんぴんCAMPRAINBOW2000が開催されて翌年からフジロックフェスがはじまりレゲエやロック以外のクラブミュージックも野外フェスでかかるようになりました。

僕は大宮でレゲエのサウンドシステムMAXIMUMのクレイジーBさんがやっていた服屋に出入りしていて一緒に横浜のレゲエのイベントに連れて行ってもらっていました。
数年後横浜のレゲエはスタジアム規模の横浜レゲエ祭になりました。

仕事で新潟担当になった時にはフジロックはミーハーなような気がして佐渡のドンデン山で開催されていた野外音楽祭りに行っていました。
アースセレブレイションの裏イベントみたいなので90年代前半に名古屋で行っていたヒッピーの祭りに来ていたバンドもたくさん来ていて懐かしかったからです。
フジロックが苗場に移り、ライジングサンサマソニがはじまり野外コンサートから野外フェスに代わり閉鎖的だった秘密のフェスは巨大化し夏の一大レジャーになりました。

2000年代の野外フェス

2000年代に入るとメジャーな野外フェスの小規模バージョンが地方のビーチや山で開催されるようになりました。
小規模といっても特設ステージを作り照明や音響や演出もしっかり用意しゲストも国内外から呼んで野外フェスが開催されています。
90年代前半に野外コンサートので言われていた環境や民族間の問題などのメッセージを謳わなくても主催者はビーチクリーンやゴミのリサイクルをしていて売り上げの一部を寄付するフェスも多くなりました。
2010年以降は、参加者が主役になれる参加型のカラーパーティーやランパーティーも新しいフェスとして広がってきました。

僕が野外コンサートにはじめて行ってから時は25年以上たち野外コンサートはフェスに代わり秘密の集会からおしゃれなレジャーに変わり内容や規模も変化してきました。
今でも僕は毎年変化する野外フェスを体感するために炎天下の中、撮影で野外フェスに参加させてもらっています。

パーティーカメラマン坂野

パーティーカメラマン坂野

パーティーカメラマン坂野は、名古屋中心に活動をしているカメラマン。 名古屋のパーティーやイベントの撮影依頼が多くパーティーカメラマンと呼ばれています。

関連記事

パーティー撮影

ブライダル撮影

料理メニューの撮影

TOP
TOP