動画撮影のカメラワーク

動画撮影のコツ

「動画を撮りたい!」
と、いう目的でカメラを購入する人も増えてきています。

カメラレッスンでも動画の撮影や編集のご依頼も増えてきているので基本的な動画撮影のコツをご紹介します。
ビデオカメラでも1眼レフでもミラーレスでもiPhoneなどのスマホでも使える動画撮影方法です。

動画撮影のカメラワークの基本は大きく分けて4つの方法があると言われています。
順番にご紹介します。

1.固定撮影(フィックス)

固定撮影(フィックス)とはカメラを固定して撮影する方法です。
とっても簡単ですがフィックスで撮影したシーンをつなげて編集する動画は基本で落ち着いた映像になります。
動画撮影の基本のカメラワークです。

撮影の際には三脚でカメラを固定して撮影すると安定します。
三脚はまずは3,000円以内くらいの安いものでもいいので持っていると便利です。

MEMO
三脚に「耐荷重」の記載があるので自分のカメラ+レンズの重さにあった三脚を選びましょう。

スマホで使用するには、スマホ用のアダプターが必要になります。

まずは5秒フィックスで撮影する練習をしてみてください。
意外と5秒が長く感じると思います。
慣れてきたら5秒から10秒のフィックス映像をまずは撮る癖をつけましょう。

フィクス撮影は画面に落ち着きがあり、客観的な画となります。

カット編集なしでフィックスだけで見せる映像といえば踊ってみたシリーズ
僕の好きなこげ子さんの踊ってみた

フィックスのカットだけで作ったドラマがありました

2.カメラを振る(パン、ティルト)

カメラを横に振るのをパン、縦に振るのをティルトといいます。
パンの名称の由来は食べるパンではなくてパノラマからで名のごとく広さや大きさ、視点の移動を表現するのに使います。
三脚にのせたカメラを水平方向に回転させて、横長い範囲を見せる撮影です。
人の目線の動きの習性から左から右をパン、その逆を逆パンと呼びます。

MEMO
パンやティルトをする場合はスタート地点と終点を決めておきます。最初はゆっくり途中で少し速度をあげて最後はゆっくり止まり頭と末尾にはフィクスを入れると安定し編集もしやすくなります。

縦にカメラを振ることはティルトといいます。
下から上はティルトアップ、上から下はティルトダウンといいます。

パン、ティルトは、こんな効果があります
  • 広い風景など広大さを表現したい場合
  • 横長の被写体のディテールを見せたい場合
  • 複数の被写体の位置関係を表現したい場合
  • 視点の横移動を表現したい場合
  • 水平移動する被写体を追いたい場合

3.レンズの動き(ズーム、フォーカス)

ズームはレンズの焦点距離を変えるカメラワークで、広角状態から望遠をズーム・イン、逆に望遠状態から広角をズーム・アウトと呼びます。
レンズが高性能なビデオカメラや1眼レフでは有効ですがスマホでは使いにくいカメラワークです。

ズームインと言えばやっぱりこれ

フォーカスとは焦点のことで、見せたいところにピントを合わせたりピントが合っていない状態からだんだんピントを合わせたりする撮影です。
フォーカス・インとはボケた状態から徐々にピントを合わせることで、フォーカス・アウトは焦点があっている状態からだんだんと焦点をぼかすことをいいます。
岡崎体育さんのMUSIC VIDEOの2分15秒のところでフォーカス・アウトの説明があります。

4.移動撮影(トラック、ドリー)

移動撮影とは、カメラ自体が移動しながら撮影する撮影方法です。
パンは、固定した場所から「視線」だけを移動のに対してトラックはカメラ(カメラマン)自体が移動しながら撮影します。
またズームはレンズでズームイン、ズームアウトしますがドリーはカメラ(カメラマン)自体が被写体から近づいたり離れたりして撮影します。

トラック:カメラ自体が動いて撮影する撮影方法

ドリー:被写体に、カメラが近寄ったり、遠ざかったりする撮影方法

僕が行ってみたいフェスの1つハンガリー、ブダペストのSziget Festivalのアフタームービーの冒頭のシーンでトラックを使っています。

ポーランドのサンライズフェスティバルのアフタームービーも冒頭でトラック。
フェスのアフタームービーの撮影ではトラックがよく使われますね。

このカメラを動かす移動撮影は、カメラワークの中では難易度が高く、専用機材も必要となります。
スライダーやキャスター、クレーンなどを使って撮影をしていたのですが最近ではスタビライザーやドローンが安価になってそれを使って撮影することも増えました。

キャスター

スライダー

キャスターが付いたカメラを使ってトラックワークの実習風景

スライダーやキャスター、クレーン以外でもスタビライザー、ジンバルやドローンを使うと移動しながらダイナミックな撮影が出来ます。
スタビライザー、ジンバルやドローンの価格がお値打ちになってきたのでスタビライザー、ジンバルやドローンを使う撮影も増えてきています。

スタビライザー、ジンバルを使えば移動しながらの撮影もブレずにきれいな映像が撮影出来ます。

スマホ用なら3軸手持ちジンバル カメラスタビライザーが2万円以内で購入できます。

ドローンも数万円から購入できるようになりました。

 

まとめ

固定撮影(フィックス)、カメラを振る(パン、ティルト)、レンズの動き(ズーム、フォーカス)、移動撮影(トラック、ドリー)の4つが動画のカメラワークの基本です。
今まで動画を撮りっぱなしで動いたりズームしたりカメラを振ったりして撮影していた人はこのような撮影方法を1つづつ使い短い映像を多く撮影し後で編集でつなぐと今まで以上に魅力的な映像になると思います。
中でもフィックスはもっともよく使うのでまずはフィックスで映像をおさえておいてみてください。
そしてパンやティルト、トラック、ドリーなども撮影しておくとダイナミックな映像になり編集の際に表現のバリエーションが増えます。
機会があれば動画編集の基本も紹介したいともいます。

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